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Author:rekikyo
大阪大学歴史教育研究会の公式ブログです。
原則として事務局スタッフの記事を中心に週一更新、その他告知や参加メンバーによる投稿等があれば随時掲載します。

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遊びを学ぶ

 皆様、大阪大学歴史教育研究会公式ブログにお越しいただき、ありがとうございます。年が変わって2012年になりまして、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 今回は、わたくし特任研究員鍵谷寛佑が記事を担当させていただきます。回を重ねまして、もう四回目の記事になります。今回も、どうぞよろしくお付き合いください。

 今回の記事は、「遊びを学ぶ」ことについて書いてみたいと思います。

 私は、大学院で学ぶ傍ら、私立の中学校と高校で非常勤講師をさせていただいていますが、特に中学校の生徒の活気にはいつも圧倒されています。中学二年生ということもあって、学校にすでに慣れ、気の合う友達もできた彼らの好奇心はとどまるところを知りません。
 加えて、男子生徒しかいない男子校。
 このブログにお越しいただいている方の中にも、男子校出身の方がいらっしゃるかもしれませんが、女子生徒がいないという状況が創り出すあの特殊な雰囲気が、さらに特殊なエネルギーをもたらすことは、想像に難くないと思います。
 そうした彼らのはちきれんばかりのエネルギーと、自らの枠を大きくはみ出す好奇心とが相まって、彼らは日々成長しているのだと思います。

 そして、彼らは自らの興味関心について、教師である私に色々と聞いてきます。ゲームやマンガ、異性のことや大人になってからのことなどなど。本来なら、勉強のことをもっと聞いて欲しいところなのですが、その点はさておき、この「遊び」の部分は教師にとっても決して侮ることのできないものだと私は思っています。

 この点は、私が教師になるずっと前から感じていたことでしたが、最近改めて痛感させられました。というのも、私が教えている世界史クラスの生徒が、質問で「ギルガメシュ」と『エヌマ・エリシュ(Enuma Elish)』について聞いてきたので、中学二年生からバビロニア=アッシリア文学に興味を持っているのかと驚いたのですが、実際は、最近のゲームに登場するワードとして興味を持ったようなのです。
 彼が興味を持っているゲームのタイトルを聞いて、なるほどと納得し、実際はこういう文学作品で、最近のゲームには、神話の中に登場する人物や武器などがモチーフにされているケースが多いと説明すると、そのゲームにとどまらず、そうした神話にも興味を持ってくれるようになりました。

 この他に私が経験した「遊び」の重要性を示す例として、中学生や高校生がゲームセンターなどで遊ぶ人気の競馬ゲームも一例として挙げることができるでしょう。我が国日本の競馬はスポーツとして捉えられるよりも、一般大衆のギャンブルとして認識されがちであり、マイナスイメージを多分に孕んだこのスポーツに対して好印象を抱いている人々は、極めて少数だと言わざるを得ないのが現状でしょう。ところが、私が研究対象としているイギリス競馬は、上流階級を代表する華やかなスポーツです。こうした、彼らの考えを180度変えるような話をすると、彼らは驚嘆し、より広い視野でそれに繋がる学習に興味を持ってくれる可能性を秘めているのです。

 この他にも、ブログの記事には掲載できないような「遊び」の質問も生徒から多々ありますが、生徒の興味関心を引くような「遊びを知っている」教師は、いい意味で、生徒を伸ばす可能性を秘めているのではないかと思います。

 「遊び」なんて、と賛否両論あるかとは思いますが、みなさんも現代の若者が興味を持っている様々な「遊び」に、今年は足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?(文責:鍵谷寛佑(事務局))

テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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