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rekikyo

Author:rekikyo
大阪大学歴史教育研究会の公式ブログです。
原則として事務局スタッフの記事を中心に週一更新、その他告知や参加メンバーによる投稿等があれば随時掲載します。

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歴史教育を議論する「場」~退任の挨拶に代えて~

年度も改まり、学校では新入生、職場では新人を迎えて、いよいよ春がやってきたという実感が湧いてくる時期になりました。
一方で、年度の区切りと共に卒業や退職を迎え、新天地へと旅立つ人たちもいます。
メンバーが入れ替わり、雰囲気が一新される中で、これまでより更に歩を進めて、新しい目標を立てている方も多いかも知れません。

かくいう私、岡本も、3月31日をもって大阪大学歴史教育研究会の事務局スタッフ、それから本ブログの管理人を退任し、4月1日より県立広島大学人間文化学部国際文化学科に准教授として着任することとなりました。
事務局スタッフとしては10ヶ月、本ブログを立ち上げてからはわずかに8ヶ月の間ではありましたが、御協力、御支援くださった多くの方々に対し、まずは厚く御礼申し上げます。
とは言ったものの、これで阪大歴教研との縁が切れるというわけでもありません。
研究会の運営に関わる業務は後任の若くて優秀なスタッフの皆さんに引き継ぐことになりますが、私自身は事務局スタッフへの着任以前と同じように、毎回とはいきませんが機会を見つけて参加し、歴史教育についていろいろと学んでいきたいと思っています。
関係者の皆さまには引き続き、御指導御鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。


……と、これだけではさすがに味気ない内容かと思いますので、蛇足ながら本ブログを立ち上げる際に目指していた目標を振り返りつつ、阪大歴教研の今後の活動に対して一言私見を述べさせていただきたいと存じます。
私が事務局スタッフとして着任した当初、実は公式ブログの立ち上げは特に必要だとは思われていませんでした。
研究会代表である桃木先生から業務について受けた指示は、「研究会ウェブサイトのコンテンツをもっと充実させて欲しい」というものでした。
具体的なイメージとしては、教材として使える小ネタ集や、高校教員と大学教員/若手研究者との間のQ&A集、あるいは歴史教育に活用できるデータベースの構築などが念頭に置かれていたようです。
これらのコンテンツの拡充については、もちろん実現できるに越したことはありません。
優秀な現事務局スタッフの皆さんを差し置いて、今後私がその作業に携わるような差し出がましいことは、決して、絶対にいたしませんが(笑)、多少であれば役に立つアドバイスなどもできるかとは考えております。
ただ、私個人としては、それ以前にやるべきことがあるのではないか、という思いも一方でありました。

既に参加されたことのある方であれば御存知のことだとは思いますが、阪大歴教研は研究会ウェブサイトの「研究会の概要」(http://www.geocities.jp/rekikyo/gaiyo.html)にありますように、もともと全国高等学校歴史教員研修会(2003年-2006年度)の「活動を通じて、歴史学・歴史教育をめぐる「高大連携」のためには、より恒常的な討議・共同の場が必要であると主宰者と参加者の間で認識された結果」立ち上げられた研究会です。
その後に「事前の参加申込みを条件とするセミ・クローズド方式の例会が月に一度開催され、大学・高校教員、院生による報告と活発な議論が行われています。」と書かれているように、原則月に一度の例会の場で、様々な立場のメンバーが個々の立場を超えて忌憚のない議論を積み重ねていくことが目指されています。

とはいえ、月に一度、3時間ないし4時間程度の例会の時間の中で扱うべきテーマは非常に多く、やむを得ないことではあるのですが、それぞれの報告に対する議論の時間は極めて限られたものにならざるを得ません。
一方で特にお忙しい中を無理に時間を割いて御参加いただいている高校の先生方に、議論のための時間をこれ以上やりくりしてもらうというのは現実的ではないでしょう。
時間的な負担を最小限に留めつつ、議論の場や機会を拡充する方策はないか……という問題意識の元に着手したのが、公式ブログの立ち上げ(それからまだ実現していませんが、阪大歴教研SNSの立ち上げ)だったわけです。

公式ブログは当初、当時は5人で構成されていた事務局スタッフが毎週輪番で記事を書いていくというスタイルで始めることになりました。
これは、様々な立場のメンバー間で本来あるべきコミュニケーションを促進する上で、まずその要石となるべきは事務局スタッフであるという考えに基づくものです。
その後、阪大側世話役の大学教員にも執筆を依頼することとしましたが、こちらはあくまで議論活発化のための「呼び水」の役割に徹してもらいたいということで、執筆機会はかなり制限させていただきました(というわけですから、くれぐれも〆切は守ってくださいね)。
さらに昨年末の中村薫先生の記事以降、少しずつそれ以外の参加メンバーの方にも無理のない範囲で執筆を依頼するようになってきています。

ひとまずこれまでの約8ヶ月のブログ記事を振り返りますと、もちろんクオリティ自体が高く読み応えのある記事も少なくないのですが、私個人としては、鍵谷さんや前回の片岡先生のような「新米」もしくは「若手」教員としての視点、あるいは西田さんのように教育経験のない院生の視点を前面に押し出した内容の記事にむしろ喜びを覚えています。
こういった視点からの意見というのは、もちろん阪大歴教研の運営の中でも常に留意してはいるのですが、限られた例会の場ではなかなか拾い上げることの難しい種類のものだと思います。
そして、こういった視点からの意見や要望をも十分に満足させうる内容となってはじめて、コンテンツとして共有するに値するのではないか、桃木先生の当初の指示にあったウェブサイトのコンテンツの充実という目標を実現する道につながるのではないか、そのように考えております。

もちろん、今後の本ブログの運営は現事務局スタッフによって行われますので、以上に書いたような方針や目標がそのまま継承されるかどうかはわかりません。
ただ、立ち上げに直接関わった者としては、歴史教育に関するコミュニケーションをより活発化させるための場として、ますます有効活用していって欲しいと思っています。
歴史教育に関するコミュニケーションは、恐らく「双方向」という言葉で表現できるような、単純で生やさしいしろものではないでしょう。
どうせなら、大学教員と高校教員・院生(若手研究者)とその他歴史教育に関心を持つ多くの人々が、ベテラン・中堅・若手・新米にかかわらず「バトルロイヤル」を繰り広げる光景を見てみたいものだと思います。
あまりに白熱したバトルを目の当たりにしてしまったら、一度は退任した身でありながらうっかりリングに舞い戻らないとも限りませんし(笑)。

いずれにせよ、歴史教育に携わるという立場は、これからもずっと変わらないと思いますので、これからも何卒、よろしくお願い申し上げる次第です。(文責:岡本弘道(元・事務局))

テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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コメント

おつかれさまでした!

岡本さん,これまで本当におつかれさまでした。
IT関係の豊富な知識と歴史教育に対する鋭い問題意識で本会を支えてくださった岡本さんが退任されるのは大きな痛手ではありますが,歴史教育に関するコミュニケーションの輪を広げ,活発化させるという目標達成のため,残された我々も努力してゆきたいと思います。
事務局一同,岡本さんの新天地でのご活躍を心よりお祈りするとともに,これからも折にふれご指導いただきますようお願い申し上げます。

更なる発展、期待しています

岡田さん、コメントありがとうございました。
こちらでもまだ落ち着かない状況で、返信が随分遅くなってしまいました。

研究会ウェブサイトの方を見ると、事務局のスタッフも増えて、かなり若返った(?)ような印象を受けました。
歴教研の活動については、今後ますます社会にとって重要なものになっていくでしょうし、共通する問題意識を持つ他所での動きとの連携も必要になっていくと思います。
新しい阪大歴教研のTwitterアカウントも確認しました。
情報というものは不思議なもので、どんどん情報を発信する人のところに、有用な情報が集まってくるようにできているようです。
Twitterでもどんどん情報を発信すれば、フォロワーも自然に増えて、情報収集に欠かせないツールになっていくはずです。

そういったこれからの可能性も含めて、阪大歴教研の更なる発展に期待しています。

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