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Author:rekikyo
大阪大学歴史教育研究会の公式ブログです。
原則として事務局スタッフの記事を中心に週一更新、その他告知や参加メンバーによる投稿等があれば随時掲載します。

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若手研究者交流会(1日目)

 去る7月22日(日)、23日(月)において、大阪大学歴史教育研究会は羽田正・東京大学東洋文化研究所教授のユーラシア科研研究グループの若手研究者と東京大学にて若手研究者交流会を行いました。この研究交流会は、4月に羽田正先生を本研究会にお招きして先生の近著『新しい世界史へ―地球市民のための構想』の合評会を開催したことが縁となって実現したものです。本研究会からは、発表者として伊藤一馬(東洋史博士後期課程)・久保田裕次(日本史博士後期課程)・中尾恭三(西洋史特任研究員)が参加し、またオブザーバーとして猪原達生(東洋史博士後期課程)・久野洋(日本史博士後期課程)・多賀良寛(東洋史博士前期課程)が参加しました。以下にその模様を写真つきでご紹介します。
 なお、発表の詳細につきましては、羽田正研究室「ユーラシアの近代と新しい世界史叙述」(http://haneda.ioc.u-tokyo.ac.jp/eurasia/72223.html)にすでに報告の概要が紹介されているので、こちらも併せてご参照ください。
 

7月22日(日)
1.諫早庸一氏(日本学術振興会特別研究員PD)
 「暦と帝国―モンゴル帝国における「時の統合」について―」

諫早庸一氏

 諫早さんは、モンゴル帝国が暦の統一を志向していたとする先行研究に対し、イル=ハン国の天文表を始めとする主にイラン語の様々な史料を再検討することで、「帝国による暦の統一が不可能であり、帝国の西方を統治したモンゴルもそれを理解していた」ことを主張しました。


2.後藤敦史氏(日本学術振興会特別研究員PD)
 「ペリーとハリスのあいだ―アメリカ北太平洋艦隊と日本開国―」

後藤淳史氏

 後藤さんは、日本の開国において一般的に重視されるペリーとハリスに対し、アメリカ北太平洋測量艦隊の司令官ロジャーズに着目しました。そして、彼の測量要求と幕府側の対応から、日米和親条約の解釈が日米両国で異なっていることを示し、本件が続くハリスとの交渉に大きな影響を与えた幕府の外交方針の転換点になっていたことを主張しました。



3.中尾恭三氏(大阪大学西洋史特任研究員)
 「ヘレニズム時代における外交と国家間ネットワーク―「パンヘレニック」な祝祭創設をてがかりとして―」

中尾恭三氏

 中尾さんは、ヘレニズム時代の国家間関係を考察するに当たり、特に本発表では多くのギリシア人ポリスから参加者を集めた祝祭の創設と普及に着目し、特に宗教的な中核地となったポリスが同時にポリス間のネットワークの中核としての立場を構築しようとしていたことを提示しました。


4.後藤絵美氏(東京大学教養学部非常勤講師)
 「「イスラームをどう語るのか」という問い―現代エジプトのヴェール着用者増加現象の再考を通して―」

後藤絵美氏

 後藤さんは、現代エジプトにおける女性のヴェールの着用について、それが聖典を直接の根拠とするのではなく、女性の「信仰心」をヴェールと結び付ける言説が強調され、それが社会に浸透したことによって女性がヴェール着用を選択せざるを得なくなり、結果着用者が増加したことを提示しました。


 2日目の模様については、次の記事をご参照ください。

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